ヨーデルフェストから、帰国しました。

北川桜です。ん?私ばっかりこの日記書いてる?


さて、今年のスイスの3年に一度のヨーデルフェスト、今朝、帰国致しました。

今回は湖のきれいな街、インターラーケンで行われました。

私は勿論ヨーデルの部で、受けました。

韓国からや、日本から、今年は、アマチュアの方も沢山受けられたようです。

「とっても、緊張します〜」

「子育てしていて、最近歌い始めました」

など、皆さん言っていらっしゃいました。


さて、私が歌ったのは、大好きな作曲家 ビリ、バロッティの「in Gwitter (嵐)」

単調な和声感の多い、スイスヨーデルの中ではひと際、モダンな作品。

美しい和声感と、ウィンナーリートを思わせる、曲調。

自然なアゴーギクで、そう、少しオペレッタのような感じ。

私は結局、色彩感豊かな和声感が好き。

きれいなメロディラインが好き。

明らかに、クラシック寄りの感性なんだと実感した。


共演の、アコーディオンは今回はスイスの女性、アンドレアにお願いした。

まあ彼女は本当に上手で、曲を掴むのが、アレンジもブラボー! 合わせも、3回と、

しっかり時間を取り、ふふっ息ぴったり!! 安心して歌えました。

音楽的に、とても楽しかった。充実して、曲のことだけ考える日々は

学生に戻ったようでした。


 
 1山のあるスイスの田舎に、2人っきりで来た。 
  嵐がやってきた。あなたは私に、手をつないでくれた。

 雨は激しく降る。風は遊んでいる。 髪の毛は風にかき回されて、ぐちゃくちゃ。

 私たちは、何もしゃべらない。

 
 2私たちの言葉は、風が持ってく。(風で聴こえない)

  私たちは広い牧草地をじっと、お祈りをする子供のように、見る。

  雷がなり、風は轟々と鳴る。ふっと、あなたを見たら、「どうしたの?」
  と言ってくれる。

 
3私たちは、2人っきりでこんなに長く、一緒にいたことがあっただろうか?

  私たちは知っている。私たちは感じている。私たちはもう逃れられない。

  私たちは愛からもう、逃れられない。 

  雨が上がり、静かになった。

  あなたの髪の毛が銀色に輝く(月の光で)

  私たちには言葉はいらない。

  


ヨーデルには珍しい、ラブソング。

初めて2人で、旅行に行ったんだ、または、ちょっとしたハプニングから?

など想像を膨らませて、若い気持ちで歌った。

初めて手をつないだドキドキ。


ヨーデルは古いものも、ツォイエリや、ナトゥーヨーデルなど 生きる力強さが

響いて素敵。こっちも好き。

だけど、ビリーさんの曲は、本当に良い。

リヒェルトシュトラウスの歌曲に、ブルックナーのモッテトに匹敵する。


あ、なんか随分、私的な日記になってしましました。

今回はハプニングも沢山!

大体、外国人はクラス分け(1級や2級など成績)が今回はない、というのも、スイスに

行ってレッスンが始まってから、知らされたり、(いつも、ない と言って後からあっ

たりしたから期待していたが、本当に今回は成績が外人はゲスト扱いでつかなかっ

た。)それだったら何も、こんな災害で日本が大変な時に、持ち出しで、なおかつ、仕

事もかなり整理してのべ3週間以上も行く必要はないじゃないの。3日で充分。と思ったり。。。


はい、この時期に、とても贅沢な時間でした。

明日から、又張り切ってお仕事します。


そうそう。地元の新聞「ベルンオーバーラント新聞」に 今日取り上げられました!

良かったら見て下さいね!

こちら

http://www.bernerzeitung.ch/region/thun/Wie-es-klingt-wenn--eine-Japanerin-jodelt/story/16393495